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2010年8月20日 (金)

夢見るように美しい・・・

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あるカフェにて。

雑誌サライが、日本庭園を特集していたので興味を持って見ていると、お世話になているオーナーが、画集を差し出した。
「田中一村」という人だ。一瞬、アンリ・ルソーの絵画かと見紛うような、幻想的なタッチの作品集だった。

栃木出身で長く千葉に住み、その後奄美大島に魅せられ移住し、絵を描くために染色工場で働きながら、一生涯を独身で「絵を描くこと」に捧げたそうだ。

その不器用なまでの真摯に絵画に向かう生き方が、何か胸に突き刺さるものを感じた。
彼の死後、あるテレビ局のディレクターがその島を訪れて、彼の絵画にたまたま出会ってしまったことがきっかけで、「日曜美術館」で紹介するに至り、視聴者から多数の反響があって、やっと日の目を見るに至ったそうだ。
東山魁夷などが同期で、まだ少年の頃には、神童と呼ばれ、将来を嘱望されたのだそうだ。

彼はそれに甘んじることなく、自分の歩きたい道をひたすらに歩いた。
最後は孤独な死を遂げる。。でも、その死に顔は
『夢見るように美しい死に顔だった』という。

絵を描くために生まれ、そして絵を描いた。絵を描いている時だけが幸福だった。

そんな無垢な生き方は簡単にできないな。
でも羨ましくも思えてしまう。
『夢見るように美しい死に顔』とは、どんな顔だろう。。。

千葉市美術館で、一大回顧展が明日から開かれるそうだ。
もっと近い展覧会場なら、グロテスクなまでの衝撃な色彩と線に会いに、出掛けるはずだ。

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